だらりと

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ふだつきのキョーコちゃん/不能犯/坂道のアポロン 感想

お久しぶりです、鈴音です。

 

 

今回は最近読んだマンガの感想を書こうと思います。

 

それではいきましょう。

 

 

 

 

 

 

ふだつきのキョーコちゃん

ツンデレ妹×過保護(シスコン)兄貴

 

ヤンキーの兄が妹に過保護になるには実は理由がありまして…みたいなラブコメ(?)

からかい上手の高木さんの作者が描いてる別作品です。

面白いというよりはかわいかった。他のキャラとの掛け合いとか、地味に相関図が三角関係と化してる部分とか。

あと、妹が「お兄ちゃん大好き♡他の人に渡さない♡」みたいなデレ方じゃないのがよかった。

恋愛に発展せずに、ちゃんと家族としてお互い気にかけてる関係性は素直に素敵。

ほのぼのしつつ、ちゃんと一部キャラとラブコメしてる作品でした。

 

 

不能犯

「本当に愚かだね。人間は。」

 

現代版笑うせえるすまんって感じでした。

人に直接危害を与えずに、相手に思い込ませるマインドコントロールで人を殺す殺し屋と、それを追う警察の話。

ちゃんと依頼されてないのに勝手に依頼続行して、「依頼したからには貴方にも報いが…」的な雰囲気にしてる話あったりして割と適当。お前金が欲しいだけちゃう…??

 

でもただの復讐だったり人間のエゴだけじゃなく、ちゃんと社会問題を取り上げたり結構社会派のマンガ。グロいだけではない。

 

あと、主人公のライバル(警察官)のキャラがいい。正義感が強い為に暗示にかからないっていう。そのせいで異様な執着心を持つ主人公…おや……お前もしかして……

 

「正義感が強く情にも厚い青年」×「暗示にかからない青年に興味を持つクレイジーサイコホモ殺し屋」みたいな見方もできるから腐女子におすすめです。

 

 

 

 

坂道のアポロン

あー!!もうめちゃくちゃよかった!!久しぶりに読後感が爽やかになるマンガ読んだ…

 

田舎町に越してきたピアノが生きがいの少年とそれを取り巻く人たちの人間模様、音楽、そして恋の話。ひたすら綺麗で、かっこよくて、むず痒くて、切なかった。

 

作中にもあるように、アポロンってのはギリシャの神様で、なかなか恋が実らなかったり空回りした人。…まあその辺めっちゃ面白いんだけど割愛で。

そんなアポロンの人生みたいに、付かず離れずの悲しい結末になり兼ねない関係性が続く、ってのがタイトルの意味らしいです。

 

このマンガ、少女マンガなんだけど、今流行りのイケメンが壁ドンしたり床ドンしたりとか、キュンとする!されたい!みたいな部分はほとんどないんだよね。(電車のシーンとかはあれはあれで憧れるけど)

ただ、周りの恋模様だったり、ジャズを通して感じる青春の度合いなんかは何よりも少女マンガらしいと思う…。

 

主人公と親友の関係も、お互い好きな人は別にいるけど、それとはまた違った繋がりがあって、大切に思ってるってのがもう…すごく綺麗。あれはBLとかそんなものでは表せないと思う。もっと別の何か。

 

あと音楽好きになる。ジャズかっこいいなって思う。このマンガでちょっとジャズに興味持ちました…音楽好きな人にぜひ読んで頂きたい…

ひとつの音楽を通して、出会いと別れを経験して、成長していく部分があった。このマンガは音楽を中心に広がる人間模様。

 

*かなり余談だけど、BLUE GIANTっていうジャズのマンガがあって、そっちはどっちかっていうと業界の夢と現実がメイン。アポロンはあまり音楽そのものの裏話はなかったかな…そのうちこっちの感想も書きたい。

 

アニメ版も、BGMとあいまって素晴らしい出来なのでぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで感想でした。

所々で話が飛んで申し訳なかったです…

 

百聞は一見にしかず、と言うように私の説明より読んだ方が雰囲気伝わるのでぜひ。好き嫌いはあるかもしれないけど、本当にどれも面白いです。

 

それでは。